今回は、防犯性能の高い家づくりのポイントや実例を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
防犯性能が高い家の特徴5選!
防犯性能の高い家には、次のような特徴があります。1. 窓やドアに二重ロックを設置する
2. 夜間に外構をライトアップする
3. 門扉やフェンスを設置する
4. 庭に砂利を敷く
5. 犬を飼う
それぞれの防犯対策について、くわしく解説します。
①二重ロックの窓やドアで防犯
ひとつの窓やドアに対し、2つの鍵を設置する「二重ロック」は、現在の防犯対策の基本です。空き巣などによる侵入が最も多い窓や玄関は、とくに防犯機能を強化しておく必要があります。二重ロックの窓とは、中央部のクレセント錠に加えて、上部や下部にもう1カ所補助錠が設置された窓です。クレセント錠だけでは、ガラスを割るだけですぐに解錠されてしまいますが、補助錠があると家に入り込むまでに時間を要します。
警察庁の調査では、侵入に5分かかると約7割が犯行をあきらめるという調査結果があります。二重ロックにすることで、空き巣が侵入を断念する可能性を高められます。
現在、玄関ドアも二重ロックタイプが主流です。カードやリモコンで操作するタイプや、サムターンが着脱できるタイプなど、さまざまな機能の鍵があります。
参考:警察庁住まいる防犯110番
②夜間のライトアップで防犯
空き巣は、暗く人目につかない場所を好むため、街灯の少ないエリアを狙う傾向があります。夜間、家の周辺を照明で明るくすることで、空き巣など不審者を目立たせやすくします。照明をつけておくと明るすぎてしまう、または電気代が心配な場合は、人感センサーライトが役立つでしょう。敷地内に侵入すると自動で照明がつくので、空き巣にとって動きづらい環境が作れます。
人目につきにくい勝手口にも人感センサーライトを設置すれば、より高い防犯対策になります。
③門扉やフェンスを設置し防犯
外構に門扉やフェンスがあると、敷地内へ侵入されにくくなります。オープン外構は開放的ですが、敷地外と玄関の間に仕切りを設けたほうが、侵入までのハードルが加わるため安心です。門扉やフェンスがあることで「入りにくそう」と心理的な抵抗感を与える効果もあります。住宅内への侵入防止だけでなく、玄関先に置いてある自転車などが盗まれる危険性も減らせます。
門扉やフェンスを設置するときは、見通しのよいタイプを選びましょう。見通しの悪いデザインや目線より高い塀は家族のプライバシーを守れる反面、空き巣にとって身を隠すのに好都合な場所になってしまいます。
防犯性を高めるなら、ほどよくプライバシーを守りながら、死角を作らないデザインや高さが適しています。
リモコンで施錠できるタイプや自動施錠機能のあるタイプは、暮らしやすさを損なわずに防犯対策が可能です。
④庭に砂利を敷き防犯
家の庭に砂利を敷きつめるのも、防犯性能を高めます。砂利は歩くと音がするため、空き巣は建物に近づきにくくなります。とくに「防犯砂利」は、歩くと70dB以上の大きな音が出ます。70dBは、電話のベルにあたる大きさなので、家の中にいても聞こえるでしょう。
防犯砂利は音の大きさに幅があります。素材も天然石や瓦、ガラス製など、さまざまな種類があり、家の環境やデザインに応じて選べます。
庭だけでなく、家の外周にも敷きつめると、より高い防犯効果が期待できるでしょう。
⑤犬を飼って防犯
犬を飼うのも、防犯対策として効果的です。警察庁の調査によると、空き巣が犯行をあきらめる要素の上位に「住人が犬を飼っていた」という理由が入っています。犬はもともと縄張り意識が強く、自分の生活空間であるテリトリーに不審者が侵入すると吠えたり、うなったりする性質を持っています。
侵入者への反応はそれぞれの性格によっても異なります。温和でおとなしいタイプの犬は、誰にでもなつきやすく番犬としては不向きかもしれません。
ただ、空き巣は犬のいない家のほうが狙いやすいため、吠えるかどうかよりも犬がいること自体が抑止力になります。
不審者を見分けて吠える犬を飼いたい場合は、警察犬にも採用されるジャーマン・シェパードやドーベルマンなど番犬の素質をもった犬種を選ぶのがおすすめです。
不審者を見分けて吠えられるようになるには、一定の訓練が必要です。犬を飼うときは、ひとつの命を預かる責任を持ちましょう。
参考:警察庁住まいる防犯110番
実際の防犯性能が高いお家をご紹介!
ジョイフルホームでは、次に紹介する防犯対策を取り入れた家づくりをしています。ここからは、防犯性能の高い家の実例を紹介します。
1アクション2ロックで締め忘れ防止をして防犯
室内に設置したパネルから遠隔操作ができ、玄関まで行く必要がありません。2階からの操作も可能です。
操作パネルは施錠・解錠の状況に応じてランプが光る仕様です。室内にいても鍵が締めてあるのかどうか、簡単にわかります。鍵を開いたままだと赤く点灯するので、鍵のかけ忘れを防止できます。
人感センサーや防犯カメラを設置し防犯
建物の外壁に防犯カメラを設置した家です。警備会社が駆けつけるホームセキュリティーはランニングコストが高いですが、防犯カメラ単体であれば費用を抑えられます。
スマホアプリと連動したタイプは、どこにいてもリアルタイムで防犯カメラの映像をスマホで見られます。
防犯カメラの設置場所は、玄関ポーチのほか、勝手口や庭に面した掃き出し窓、駐車場などがよいでしょう。
複数台設置すれば、防犯機能をさらに高められます。有線カメラを使う場合は、設計段階でカメラの設置場所などについて決めておくと、スムーズに設置できます。
カーテンゲートを設置して防犯
高さは120cm前後あり、見通しもよいため、侵入防止としての性能が高いアイテムです。
門扉をたたんだ状態で回転収納でき、駐車時も邪魔になりません。
キャスター付きのタイプが主流ですが、コンクリートなどの平らに舗装された地面でしか使えません。土や砂利敷きの駐車場に設置したい場合は、キャスターのないタイプがおすすめです。電動タイプや鍵付きのタイプも選べます。
砂利を敷いた防犯
砂利を敷いた箇所は水はけがよく、ぬかるみや水たまりができません。雑草シートと併用すれば、雑草も生えにくくなります。
犬を飼いやすいお家で防犯
室内の犬が過ごすスペースには、地窓を設置。犬が外の様子を眺められるほか、外部からも犬がいることがわかるので、防犯効果が期待できます。
まとめ
家の防犯性能を高めるには、窓やドアに二重ロックの設置など、狙われやすい開口部の防犯を強化することが重要です。ほかにも、外構の夜間ライトアップや門扉・フェンスの設置、砂利を家の外周に敷きつめたり、犬を飼ったりと防犯対策にはさまざまな方法があります。
防犯設備の導入や間取りを工夫し、安心して暮らせる家づくりを目指しましょう。
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ジョイフルホームは、強い構造と北海道の厳しい気候でも快適に過ごせる断熱性能を備えた家づくりを提供しています。「ローコスト&ハイクオリティー」をモットーに、施工の手法や仕組みを精査することで、低コストを実現しました。
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