この先住むなら購入?賃貸?メリット・デメリットお伝えします!
2023.08.31
家の購入と賃貸のメリットとは
家を購入するメリットと、賃貸のメリットを比較してみましょう。
購入のメリット | 賃貸のメリット |
• 間取りや設備を思い通りにできる
• 家・土地が資産になる
• 住宅ローン完済後は住居費の負担が軽くなる
• 高齢になっても住みつづけられる
|
• いつでも引っ越せる
• 設備の修理費用の負担が少ない
• 住居費を調節しやすい
• 固定資産税などの税金がかからない
|
家の購入と賃貸のデメリットとは
家を購入するデメリットと賃貸のデメリットを比較してみましょう。
購入のデメリット | 賃貸のデメリット |
• 気軽に引っ越せない
• 住居費を下げられない
• 固定資産税などの税金がかかる
• 建物のメンテナンス費用がかかる
|
• 間取りや設備のリフォームはできない
• 家賃の支払いが続く
• ファミリー向けの物件が少ない
• 高齢になると新規契約が難しい
|
賃貸に住む場合
賃貸物件に50年間住みつづける場合にかかる費用は、次のとおりです。
実際には家族構成やライフステージの変化によって、住む家の広さや家賃も変動します。今回は平均して家賃11万円で計算しています。
初期費用
支出の内容 | 費用 |
敷金 |
11万円(家賃1カ月分) |
礼金 |
11万円(家賃1カ月分) |
仲介手数料 |
11万円(家賃1カ月分) |
月々の費用
支出の内容 | 費用 | 計算式 |
家賃 |
6,600万円 |
11万円×12カ月×50年 |
共益費 |
420万円 |
7,000円(※1)×12カ月×50年 |
その他の費用
支出の内容 | 費用 | 計算式 |
更新料 |
275万円 |
11万円(家賃1カ月分)×25回(2年更新) |
火災保険料 |
20万円 |
2万円×10回(5年更新) |
引っ越し費用 |
159万円 |
53万円×3回 |
総額 7,507万円
ファミリー世帯の平均住居期間が5年1カ月という調査結果(※2)をふまえると、50年間で引っ越しが数回加わります。
ファミリー世帯の引っ越し費用は20万円程度。毎回初期費用もかかるので、1回の引っ越し費用は53万円です。50年間のうちに3回引っ越しをした場合、159万円ほどかかります。
※1 共益費の相場は家賃の5~10%
※2 参考:第26回賃貸住宅市場景況感調査「日管協短観」2021年4月~2022年3月
家を購入した場合
新築した家に50年間住みつづける場合にかかる費用は、次のとおりです。
◆設定 ※ジョイフルホームでの一例
建物建設費 | 2,500万円 |
土地取得費 |
1,450万円 |
付帯工事費用 |
なし |
諸費用 |
200万円 |
住宅ローン |
借入期間35年 固定金利1.5% |
初期費用
支出の内容 | 費用 |
頭金 |
200万円 |
諸費用 |
200万円 |
購入後に発生する費用
支出の内容 | 費用 | 計算式 |
住宅ローン借り入れ金 |
3,750万円 |
毎月の返済額が11万円(金利1.5%) |
住宅ローン利息分 |
1,072万円 |
毎月の返済額が11万円(金利1.5%) |
固定資産税・都市計画税 |
600万円 |
12万円×50年 |
火災保険料 |
150万円 |
15万円×10回(5年更新) |
設備・外壁などのメンテナンス費 |
800万円 |
|
住宅ローン減税 |
-290万円 |
年末残高3,750万円・ZEH適合住宅・13年間控除の場合 |
総額 6,482万円
購入の場合、土地取得費と建物建設費をはじめ、付帯工事や諸費用やメンテナンス費用、保険料、税金などがかかります。
付帯工事費用は電気・ガス・水道の引き込み工事費用や地盤改良費、諸費用は契約時の登録免許税や登記費用などを指します。
今回のシミュレーションでは、付帯工事費用や諸費用を現金で支払う場合の設定です。
基本的に諸費用は現金で支払いますが、付帯工事費用はローンに組み込める場合もあります。
まとまった初期費用が必要になる一方で、条件を満たせば、住宅ローン減税や補助金の活用が可能です。
ひとつの場所に定住するため、引っ越し費用はかかりません。
購入と賃貸の住居費を比較した結果
50年間の住居費を比較した結果、家を購入したほうが賃貸よりも1,025万円安いという結果になりました。
賃貸 | 7,507万円 |
購入 |
6,482万円 |
差額 |
1,025万円 |
50年間暮らしても何も残らない賃貸に対し、購入は土地や建物が資産として残ります。